水田の中干し期間延長によるメタンガス排出削減プロジェクトについて
稲作において、田植え後から出穂前までの期間に行う水田の「中干し」期間を延長することで、メタンガス排出量を削減します。

中干しは、稲の分げつ(茎が増えること)が盛んな時期に、水田の水を約7日間抜くことで土壌を乾かす、日本で広く行われている農法です。この方法により、水田からのメタンガス排出を大幅に削減できます。
アジア諸国の多くで主食である米の栽培に着目し、Jizokuは気候変動に配慮した農法として中干しの普及を、現地の農家の方々と協力して進めています。
私たちの取り組みは日本から始まり、現在は北海道から九州まで、全国の**[数字]**軒の農家とパートナーシップを築いています。小さな行動でも、積み重ねることで大きなインパクトにつながると私たちは信じています。そのため、私たちは農家の方々と手を取り合い、低炭素農業を支援するだけでなく、小規模な取り組みを大規模なJ-クレジットプログラムへとスケールアップさせる活動も行っています。これにより、農村地域の経済発展と環境持続可能性のバランスをとることを目指しています。
私たちのプロジェクト地の中でも特筆すべき例が秋田県湯沢市です。ここでは、創出されたカーボンクレジットを観光・宿泊業の排出量オフセットに活用し、成功を収めました。この事例は、地域連携が気候変動対策を経済的・社会的なインパクトへとつなげられることを示しています。